マンションリサーチ総合研究所

【第17回】沖縄県、那覇市、の地価公示の推移

2014年12月9日、那覇市において、沖縄マンションNAVIのリリース記念講演会が開かれた。当日は多くの在沖縄県不動産企業の方々にお越しいただいたようだ。これまで沖縄県下において、一括査定を行うことや、所有するマンションの目安査定金額が即座に表示されることなどは、不動産所有者にとっては斬新なことと思える。そして、利用開始となった同サイトから、同月内には査定依頼があったようだ。今後の拡大を期待したい。

さて、今回は、沖縄県、あるいは那覇市の地価公示の推移を見てみたい。

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沖縄県全体の地価平均は、那覇市周辺の南部エリアだけでなく、各方面に存在する離島もすべてを含めての数字なので、大まかな傾向しかつかめない。しかし、80年代後半から90年代前半のバブル期においては、続伸していた。下落幅はやや緩やかだったが、それでも崩壊後5年で数十%以上下落した。そして、日本の他の地方都市と同じように県平均での地価下落は今でも続いており、バブル期以前よりも価格は低い。

一方、那覇市のデータを見てみよう。那覇市のデータは1990年以降しか公開されていない(日本では、那覇市だけ)ので、注意されたい。バブル期の上昇は全国有数で勢いよく上昇し、崩壊後は勢いよく低落した。注目したいのは2000年ごろのITバブル期にも上昇している点で、このころはファンドマネーがリゾート地だけでなく、那覇市のシティリゾートホテルにも資金投入をしていたことがうかがい知れる。那覇市の地下推移は、東京の推移に似ているような気がする。

この記事を書いた人

吉崎 誠二
不動産エコノミスト
社団法人 住宅・不動産研究所 理事長 
吉崎 誠二

早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。
立教大学大学院 博士前期課程修了。
㈱船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者 等を経て 現職。
不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、全国新聞社、地方新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
著書:「データで読み解く 賃貸住宅経営の極意」(2016年2月)「2020年 大激震の住宅不動産市場」(朝日新聞出版)「消費マンションを買う人、資産マンションを買える人」(青春新書)等10冊。多数の媒体に連載を持つ。
公式サイト:http://yoshizakiseiji.com/
社団法人 住宅・不動産総合研究所:http://www.hr-i.jp/


2014年12月26日
レポート