マンションリサーチ総合研究所

【第16回】沖縄県主要市間の比較

沖縄においての分譲マンションはその大半が本島南部に集中している。特に、那覇市、浦添市、豊見城市あたりが多く、その周辺にあたる宜野湾市、糸満市がそれに続く。また、中部の主要都市である沖縄市、北部の主要都市である名護市にも、少々分譲マンションが存在している。まだまだ、沖縄県内の分譲マンションデータを完全に網羅しきれているわけではないが、(特に物件そのものが少ない北部・中部エリアは参考程度という状態であることをご理解いただきたい)マンションリサーチ社が、所有するデータを、市ごとで比較してみた。

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グラフは、青いラインが県全体の平均、赤い線がその市内に存在する分譲マンションの平均値だ。

総戸数から見てみると、平均から大きく出ているのは、豊見城市の分譲マンションだ。平均的に大規模なマンションが多いようだ。那覇市においては、那覇新都心などで大規模マンションが多くみられるが、小さなマンションも多いので平均すると、それほど突出感はないようだ。5つの要素どれも、平均的なのは、この那覇市と宜野湾市に存在する分譲マンションのようだ。特徴的なのは、名護市の分譲マンションだ。サンプル数が少ないので、参考程度でしか語れないが、平均築年数は浅い。そのため、中古マンションの販売平米単価も高い。また、平米あたりの管理費と修繕積立金が安いようだ。一方、沖縄市の修繕積立金や豊見城市とともに、高い。

こうして、沖縄本島の7つの市別に分譲マンションの状況を見てみると、各市によって特徴があることがわかる。

マンションリサーチ社は、全国約11万棟の分譲マンションのデータを保有しており、それらをユーザーの方々に活用していただいている。沖縄本島の分譲マンションのデータももちろん保有しているが、これからもその保有データを増やして、より正確なデータ分析が行えるように努力したい。

この記事を書いた人

吉崎 誠二
不動産エコノミスト
社団法人 住宅・不動産研究所 理事長 
吉崎 誠二

早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。
立教大学大学院 博士前期課程修了。
㈱船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者 等を経て 現職。
不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、全国新聞社、地方新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
著書:「データで読み解く 賃貸住宅経営の極意」(2016年2月)「2020年 大激震の住宅不動産市場」(朝日新聞出版)「消費マンションを買う人、資産マンションを買える人」(青春新書)等10冊。多数の媒体に連載を持つ。
公式サイト:http://yoshizakiseiji.com/
社団法人 住宅・不動産総合研究所:http://www.hr-i.jp/


2014年11月21日
レポート