マンションリサーチ総合研究所

【第7回】北摂・阪神地区の分譲マンション ① 全体像と平均値

8月分のマンションリサーチ総研のコラムでは、そのデータの中から関西地方とくに人気に高い北摂、阪神エリアの分譲マンションの様子を見てみよう。

今回と次回のレポートでは、大阪府兵庫県にまたがる北摂・阪神間の分譲マンションの分析を行う。
ここでは、該当の範囲を大阪府高槻市、大阪府茨木市、大阪府摂津市、大阪府吹田市、大阪府豊中市、大阪府箕面市、大阪府池田市、兵庫県川西市、兵庫県宝塚市、兵庫県尼崎市、兵庫県西宮市、兵庫県芦屋市、兵庫県神戸市東灘区、兵庫県神戸市灘区とする。このエリアの中の物件で、現在売買の公募がなされている中古分譲マンションのデータを集めてみた。

大阪梅田から神戸、宝塚、京都の3都市を結ぶ阪急電鉄。今回のエリアの多くはこの沿線上にある。吹田市あたりは、梅田から北に延びる地下鉄御堂筋線の沿線だ。
また、阪神間(大阪⇔神戸)は、阪急電鉄以外にもJR、阪神電鉄も走っており、利便性の高いエリアで、人口も多い。

このエリアは、同じ行政地域(市、区)でも鉄道の沿線により価格が大きく異なることで、知られている。そのあたりの分析はいづれご紹介するが、まずは、エリアの分譲マンションの全体像を見てみよう。

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図1

当社が保有する該当エリアの分譲マンションデータは、約6100棟分ある。エリアの90%を超えるデータだ。前回の記事では、東京23区の分譲マンションの平均像を考察した。ここでは、北摂・阪神エリアの分譲マンションの平均像を見てみる。

図①が6150棟の分譲マンションの平均値だ。これらを東京23区と比較してみると面白い。以下()内は東京23区平均。
階数は7階建(5階)、総戸数は70戸(51戸)、駅からの徒歩は8.5分(8分)、建築からの経過年数=築年数は22.7年(22.1年) となっている。
こうしてみると、こちらのエリアの方が、大型物件が多いことが分かる。該当エリアでは一戸建て住宅も多い地域で、マンションを建てるなら大きめのモノを、という傾向だろうか。

この記事を書いた人

吉崎 誠二
不動産エコノミスト
社団法人 住宅・不動産研究所 理事長 
吉崎 誠二

早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。
立教大学大学院 博士前期課程修了。
㈱船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者 等を経て 現職。
不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、全国新聞社、地方新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
著書:「データで読み解く 賃貸住宅経営の極意」(2016年2月)「2020年 大激震の住宅不動産市場」(朝日新聞出版)「消費マンションを買う人、資産マンションを買える人」(青春新書)等10冊。多数の媒体に連載を持つ。
公式サイト:http://yoshizakiseiji.com/
社団法人 住宅・不動産総合研究所:http://www.hr-i.jp/


2014年8月7日
レポート