マンションリサーチ総合研究所

【第6回】東京23区分譲貸マンション、管理会社別平均管理費と修繕積立金ランキング

東京23区の分譲マンションをマンション管理会社別に分けてみた。

主要マンション管理会社15社、と管理会社に頼らず自主管理しているマンション、そしてそれ以外のマンションの3分類だ。

ここでは、管理企業、管理費の調査が住んでいないマンションもありN数の合計は約22,000棟。

マンションNAVIが保有する23区分譲マンションデータ上で、管理数がもっとも多いのは日本ハウズイング、次に大京アステージ、東急コミニュティーと続く。発表されている管理総数とほぼ同じランキングだ。

スライド2

管理費(㎡あたり)の平均値を高い順位並べたものがこの表だ。平均を100として算出した指数を比較すると、70~111と41ポイントも差がある。日本住生活は、公に近いマンションを管理しているので、これを省くとしても85~111と26Pの差がある。結構な差だと思える。

意外なのは、自主管理物件の管理費が意外に高いことだ。平均よりも2ポイント高い。

もちろん、大規模マンションと低層小規模マンションとでは管理費が異なることなど、この平均値の高い低いが、そのまま費用が安い高いということにはつながらないが、一つの目安となることだろう。

スライド3

次に平均修繕積立費(㎡あたり)の平均値を高い順に並べたものだ。

最安と最高の差は、78-119で、41Pとこちらもかなりの開きがある。ここでも、自主管理は平均よりも高い。また、2つのデータとも自主管理が平均値よりも高いとは、なんだか不思議な気がするが、サンプル数は十分あるので、これが実態だろう。

こちらも、前にコラムで書いたように築年数が古ければ修繕積立費は高くなるなど、修繕積立費は複雑に要因が絡むから、単純比較はできないが目安になることは間違いない。

築年数を加味した修繕積立費の比較データも作成したが、こちらはここでは公開せず、機会を改めることにしたい。

「マンションデータ販売」サービス始めました。詳しくはこちら

この記事を書いた人

吉崎 誠二
不動産エコノミスト
社団法人 住宅・不動産研究所 理事長 
吉崎 誠二

早稲田大学大学院ファイナンス研究科修了。
立教大学大学院 博士前期課程修了。
㈱船井総合研究所上席コンサルタント、Real Estate ビジネスチーム責任者、基礎研究チーム責任者 等を経て 現職。
不動産・住宅分野におけるデータ分析、市場予測、企業向けコンサルテーションなどを行うかたわら、全国新聞社、地方新聞社をはじめ主要メディアでの招聘講演は毎年年間30本を超える。
著書:「データで読み解く 賃貸住宅経営の極意」(2016年2月)「2020年 大激震の住宅不動産市場」(朝日新聞出版)「消費マンションを買う人、資産マンションを買える人」(青春新書)等10冊。多数の媒体に連載を持つ。
公式サイト:http://yoshizakiseiji.com/
社団法人 住宅・不動産総合研究所:http://www.hr-i.jp/


2014年7月3日
レポート